青森山田の黒田監督がついにJ2町田の監督に?というニュースが目に飛び込んだ。
単純にすごいなという印象と青森山田はどうなってくんだろうか?ということの二つを同時に感じた。
黒田監督の組織作りは結果が物語っている。ここ数年でその結果が継続して出続けているが、取り組んできた下地がしっかりとしているからこそだと勝手に推測。
黒田監督がJのアンダーカテゴリーとかじゃなく街クラブの代表とかやってたらどんなクラブになるんだろうなと思いを馳せるもそれは叶わないんだろうな。
公式戦シーズンだからこそ考えたいこと
高校生は選手権予選、中学生はリーグも佳境に差し掛かる、小学生は全日予選、女子はU18やU15の選手権。公式戦がびっちりと色々なカテゴリーで入ってきている。
今シーズンも小学生の全日はほぼ全て観戦。「どこにでもおるな」とサッカー馬鹿ならぬ「サッカー狂い」を遺憾無く発揮する。
そこで観戦するとやっぱり公式戦に向けてみんな鍛えてきたんだろうなと思うぐらいの成長ぶり。何気に地区のリーグ戦も観戦しているので目を見張る成長ぶり。
これも地域の指導者の皆様のおかげで成り立っていると思う。
好ゲーム連発、緊迫した試合。「ミックスアップ」という言葉があるが、まさにその通り。お互いが真剣勝負の中でぶつかり合って成長する。
これは練習試合ではどうしても出せない部分。舞台が選手を成長させることもあるとみて再確認。
そんな時だからこそ考えたいこと。
そこでベンチに座り続けている選手はその成長の渦の中に入っているのか?ということだ。
もちろんベンチに座っている選手にはベンチに座るだけの理由があるんだと思っている。
身体能力、技術、怪我、病気、練習参加数、練習態度、相手チームとの相性等。
今年は本当自分も悩まされている。気持ちも痛いほどわかる。
指導者は全員成長させる為に関わってくれているはず。しかし、ここで結果を出すことを求められる公式戦が決断を鈍らせる。
その結果として1分も出場していない選手が出てしまうことになってしまうことがある。これは仕方ないことだが、ちゃんと考えないといけないことでもある。
試合の時のみを切り取ってみたら、出場した選手は成長のきっかけをもらえているが、そうでない選手はきっかけを与えられていない。
出場するまでにスタメン争いやメンバー争いがもちろんあるはずなのでその競争の中で成長はしているはず。その背景までは見えないが、試合だけを観たら出てない選手の成長はあるのか?と感じる。
試合は「試し合わせる」それはチームとしてやってきたことを「試す」ことと、選手個人で「試す」ことの二つある。チームとしてはOK!でも選手一人一人を切り取って考えたらOK?となる。これは自分自身も含めて全指導者の悩みであり、公式戦の弊害。
全員が巧くなって、誰が出ても問題なし!って状況までならないとな。ここは毎度反省させられる。
出てない選手が悪いんじゃない、出場させられるところまで技術的にも人間的にも鍛えられなかったこっちが悪いんだと。
わずかな日数で人は成長する
過去にも書いたブログでも大会で成長するよなって話を掲載。
今年の大会も本当色々成長は感じた。これで止まらずにもっと成長しないといけない。
リーグの参入戦やU15選手権での経験は確実に積み上がってきている。
しかし、先ほども書いているがこれは出ている選手だけだ。もっと積めるような環境を作らないと先が無い。
特に福井の女子のサッカー環境はまだまだ改善していかないといけない。
試合前に緊張してトイレに閉じこもったり、吐きそうになったりする経験だって必要だ。
自分が緊張している中でドシッと構える先輩に頼もしさを感じたりするのもそういう環境が無いと気がつかない。
そういう経験をたくさん積んだ人の方が、人間的に豊かになれるし、その中で失敗したことをうまく次回に活かせると思う。
もちろんフランクに行う練習試合だって必要だ。
それが成長のきっかけになったりするのもまた事実。
でも一番大事なのは練習であることには間違いない。
試合だけやりまくってるチームが強いかっていうたら絶対そうじゃ無い。
チームのカラーが出る練習は、積み上げてこそ形になる。
だからコツコツしないといけない。
毎日、薄皮一枚を重ねる様な練習が大事な試合に厚みをもって戦う土台になる。
練習は選手全員平等に与えられている成長の機会だ。だからこそ普段の練習を大切にしてもらいたい。
今週は試合ばっかりだが、本当練習が大事。
そんなコツコツ集団に来てみないか?
そんなとてもコツコツやっている様な選手が集まっている様には見えないくらい賑やか【うるさい】なチームの様子を是非直接体験してみてください。
包み隠さず、というか隠せない。
選手たちの様子や取り組み。
体験してみてください、感じてください。
「この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。」
先日お亡くなりになられたアントニオ猪木氏の言葉。
行かずに後悔するのではなく、行って後悔してほしいくらい。
そしてこんなこと無理や!と思うかもしれませんが、出来ます。
できることを実際に彼女たちは証明してくれています。
全日予選真っ只中の開催には気が引けていますが、すいません!外のいい気候で思いっきりでサッカーを体験できて、サッカーシーズンの秋にはなかなか選手やスタッフの都合上この日程くらいしか取れなかったもので。。。お許しを。
人数の制限など設けませんので興味のある方は是非ご参加ください!
Comments